民法に「配偶者居住権」新設…改正案審議入り

茂原市の保険代理店:なっとく!ほけん相談です。今日のニュースは、民法改正案に関するニュースです。

 相続に関する民法改正案が6日、衆院法務委員会で審議入りした。
 配偶者への優遇策として、遺産分割後も配偶者が自宅に住み続ける権利「配偶者居住権」を新設する。今国会で成立すれば、約40年ぶりの大幅な制度見直しとなる。
 上川法相は法務委の趣旨説明で、「高齢化の進展などの社会情勢の変化にかんがみ、残された配偶者の生活への配慮という観点からの法改正だ」と述べた。
 遺産分割は、亡くなった人の預貯金や自宅などの遺産を相続人で分ける制度。
 配偶者居住権は、「長年連れ添った夫に先立たれた妻」を念頭に、夫の死後も、自宅に住みながら安心して余生を送れるようにする狙いがある。現行制度では、妻が自宅に住み続けたいと思っても、自宅の所有権の評価額だけで自分の取り分を超えてしまい、自宅を売却せざるを得ないケースが少なくない。

6月6日付 読売新聞より抜粋

相続上、長年住み慣れた家を手放さなくならないのは、悲しい話です。今回の民法改正が早期に成立するのを期待しましょう。

末期乳がん、免疫療法で完治 世界初の試験結果発表

茂原市の保険代理店:なっとく!ほけん相談です。今日はアメリカのがん治療研究に関するニュースです。

 【AFP=時事】進行性の乳がんを患い、化学療法が効かずにがん細胞が他の臓器に広がっていた女性患者に対し、免疫系に働きかける実験的治療を施したところ、がんが完治したとの研究結果を、米国の研究チームが4日発表した。
 女性は2年間にわたりがんのない状態を維持しており、研究チームはこの結果を末期乳がんに苦しむ患者の治療における「新たな免疫療法アプローチ」と説明。研究に関わっていない専門家からは、「胸躍る」結果だとの声も上がっている。
 免疫療法はこれまで、肺がんや子宮頸がん、白血病、メラノーマ(悪性黒色腫)、膀胱がん患者の一部で効果があることが示されていたが、腸がんや乳がん、卵巣がんでは突破口を開けていなかった。
 医学誌ネイチャー・メディシン(Nature Medicine)に掲載された論文によると、当時49歳だった患者の女性は、従来型の治療が何度も失敗したことを受け、臨床試験に参加。研究チームは、女性から免疫細胞の一種であるリンパ球を取り出し、調整を施した上で体内に戻す治療を施した。
 研究チームは、女性の腫瘍から取り出したリンパ球を調べ、がん細胞に反応するリンパ球の種類を特定。特定されたリンパ球は研究室で再活性化され、別の種類のがんに対する治療で効果が示されている免疫治療薬「免疫チェックポイント阻害剤」と共に体内に戻された。
 この方法により、「個人に合わせた」抗がん治療を実現し、「完全な腫瘍の退縮」につながったと、研究チームは述べている。カナダ・オンタリオがん研究所(Ontario Institute for Cancer Research)の専門家、ラースロー・ラドバーニ(Laszlo Radvanyi)氏は、同じくネイチャー・メディシン誌が掲載した解説記事で、女性が治療に対し示した反応は、ここまで進行した乳がんとしては「前代未聞」だと指摘している。

6月5日付 AFPBB Newsより抜粋

 免疫療法に関する研究が進み、ますますがん治療の進化が進むことを期待しましょう。

iPSから免疫細胞、がん治療に応用へ…京大研究所

茂原市の保険代理店:なっとく!ほけん相談です。今日のニュースは、がん治療研究に関するニュースです。

 人のiPS細胞(人工多能性幹細胞)から、がん細胞や病原体などを攻撃する免疫の「司令塔役」を担う細胞を作ることに成功したと、京都大iPS細胞研究所などが発表した。がん治療への応用が期待される成果で、25日の米科学誌ステム・セル・リポーツ電子版に論文が掲載される。
 免疫細胞には、がん細胞などへの攻撃を命じる司令塔役の「ヘルパーT細胞」や、命令を受けて活性化する攻撃役の「キラーT細胞」などがある。
 同研究所の金子新准教授らは、人のiPS細胞に免疫細胞への変化を促すたんぱく質や遺伝子を加えるなどして、ヘルパーT細胞とほぼ同じ機能を持つ細胞を作製した。この細胞と一緒に培養して活性化させたキラーT細胞を、がんのマウス10匹に投与したところ、がん細胞の増殖が抑えられ、60日たっても全て生きていた。投与しなかった5匹では、1匹しか生き残らなかった。がん患者の多くでは免疫細胞が減少し、働きも低下。今回の手法を使えば、増殖が難しい免疫細胞を大量に作ることができるという。金子准教授は、既にiPS細胞からキラーT細胞を作ることにも成功しており、「免疫機能を回復させる新しいがん治療法を開発したい」と話す。

5/25付 読売新聞より抜粋

 がん治療は、手術・抗がん剤治療・放射線治療の三大治療が今のところメインとなっていますが、今後、この免疫療法も身近な治療法になる時代が来そうですね。


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